私たちの日常と世界を繋ぐ仕事にやりがいを感じています。
私は輸出入商品の通関業務および国内輸送手配に従事しています。「通関業務」は聞きなれない言葉かもしれませんが、お客様から依頼を受け、海外から日本に到着する貨物あるいは日本から海外に送り出す貨物について、書類の記載事項を精査し税関に申告する業務です。私は日々通関業務に携わりながら、検査のために港でコンテナの荷物検査の立会いをしたり、お客様と配送日を煮詰め、指示を出したりしています。もちろんそれだけではなく、請求書等の作成や書類整理などの事務作業も大事な仕事です。
携わる業務は様々ですが、一番達成感を感じるのは自分が輸入通関した物品が、実際に使われているところを見た時です。例えば、以前私が輸入に係わった通学用ヘルメット。県の施策で高校生に無償提供されることになり、弊社がその輸入通関業務を行うことになりました。当時は仕事に必死で何も考えられませんでしたが、後日そのヘルメットが使用されているのを見て、自分の仕事が人の生活に役立っていることを実感し大きなやりがいを感じました。
この仕事を行う為に必要なことは「注意力の維持」だと思います。私自身まだ取り返しのつかない間違いは起こしていませんが、通関システムを利用して税関に申告する際、数字や文字を一つでも間違えてしまうと、場合によっては通関業の許可の取り消しになる可能性があり気が抜けません。もし何かあれば、会社だけでなく大切なお客様にも多大な迷惑がかかってしまいます。もともと集中力はある方だと思っていましたが、これまで以上に集中して作業にあたることができるようになったと思います。自分のミスは自分だけのものではない。会社や取引先にまで影響するという責任感を持って業務にあたることが必要だと思います。
私が勤務している事務所内には14名の方がいて、それぞれ通関、外航、船舶代理店、総務に分かれています。少人数で業務をこなしているため、それぞれ黙々と取り組んでいますが、重苦しい空気はなく、時々冗談を言い合ったりしています。
就職活動は長い人生の中でただの通過点にしかありません。自分が何をしたいのか、どんなキャリアを積んでいきたいのか明確にして、企業規模は気にせず幅広く就職活動を取り組んでいくべきだと思います。
資格取得のためのサポートが手厚く、自分が取りたい資格があれば積極的に挑戦できるところが良いと思います。私自身、目標にしている資格があるので、その取得に向けて日々勉強に励んでいます。